3.

絵を描いたり、つくったり、考えたり、考えなかったりです。

言葉に詰まったときっていうのは何か言いたいときだと考える。

 

私は文字を読むのがあまり得意ではないけれど、人の書いた文字を読むのは好きです。

人の書いたというのは、手書きということではなくて、なんかその人が書いたあとが感じられるような、ときどき擦れたあとや滲んだあとがありそうな気がするやつです。小説家の作品というのではなく 誰か人 が書いたやつです。

 

ときどき、昔に見た小説のサイトを思い出すことがあります。

短いお話がいくつかならんでいました。小説の内容は人と人との会話劇みたいなのが多かったように思います。なんか苦いようなさわやかなような、じっとり体温を感じるようなお話が多かった気もします。小説の中身が気に入ったというよりは、文体というか、表現の仕方に、当時の私はずしーんときました。その気持ちがまだ残っています。

女性の多分学生さんが書かれていて、シンプルなデザインだけど色使いは毎回違って、カッコ書きが多く使われていて、タイトルやラストの部分はフォントのサイズが変わったりもしていました。

 

文章を書くことはたくさんの人がしているだろうけど、その中から選んで読んでいて、なにも特別ではないけれど、書いた人にとってはとても特別で、読んだ人の中にも特別だと感じる人がいるというのは、なかなかにすごいことだなあと思います。